2017年10月09日

受験脳を作る水泳

赤門


突然ですが、日本で最難関と言われている東京大学の学生達が通っていた習い事のランキング、第1位をご存知ですか?

そう、水泳です。

なんと2位に大差をつけて、6割以上の東大生がスイミングクラブに通っていた経験があります。
東大生に限らず、水泳は習い事として常に上位に君臨しています。一般的な小学生の約3割が水泳を習っているという統計が出ています。
しかし、その二つの数字を比較すると、東大では水泳経験者が世間の2倍存在する、ということになります。
この数字は単なる偶然ではありません。

【自己分析力】

水泳と受験勉強の類似点は明確なゴールです。
テストでは合格点が決まっています。水泳の種目も泳ぐ距離が決まっています。
そのゴールに向かう過程がその後の明暗を分けます。

200メートルの個人メドレーを泳ぐとしましょう。
飛び込んだ瞬間から全力で泳いでしまっては、すぐに体力がなくなってしまいます。
一番効率良く泳ぎきるためには、自分の体力を考慮し、効率良く分散しなければなりません。
それに、4種目すべてが得意というわけではないでしょう。
自分の得意・不得意も考えながら、どこに一番エネルギーを注ぐかによって、結果は全く違うものになります。
このように、種目をベストタイムで泳ぎきるためには、自己分析力を身につけなければなりません。
このプロセスは、受験勉強と全く同じものです。

【自分に勝つ】

勉強も水泳も己との戦いです。
「あと一秒速くなりたい」
「あと5点成績を上げたい」

この気持ちを育てることが、後々の勝利につながります。

水泳も受験も、ゴールのみならず結果が明確です。
種目を泳ぎ切った直後に顔を上げればそこにタイムが表示されています。
選手はプールに飛び込む前に自分で立てた目標に達せたか否か、すぐに知ることになるのです。

目標に達せなかった場合、悔しい気持ちがこみ上げてきます。
次の大会でも同じ結果にならないよう、必死に練習に打ち込みます。

目標に達せた場合、素晴らしい達成感を感じることでしょう。
今までの地道な努力の結果、やっと出せたベストタイム。
この気持ちの高まりを一度感じてしまうと、次はさらなる目標を立て、それを超えようとまた邁進します。

こうして辛い練習を乗り越え、自分に勝つことができるのです。

【競争心】

水泳は競技です。
選手が立てる目標は、タイムだけではないでしょう。
大会で勝つことが一番の目標です。

隣のレーンには、手が届く距離に競う相手がいます。
自分の数センチ前を行くその相手を必死で追いかけます。
「あの子に勝ちたい!」
この気持ちは、自分一人では出せない努力を引き出してくれます。
こうした闘争心の連鎖が、より自分の成長を過速させます。

水泳を通じて、負けず嫌いが育つのです。

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水泳は、選手のメンタルを育んでくれます。

何が勝利なのか。
その勝利を手にするには何をしなければならないのか。
誰を倒さなければならないのか。

このシンキングプロセスを冷静に、効率的にできるようになります。

受験戦争のみならず、今後の人生にも使える人間力が身につく水泳。
是非、水泳を習わせてあげてください。


引用:「水泳で本当に頭が良くなるのか?」東大生の6割が「小学生時代にスイミング教室」  


Posted by 岡崎竜城スイミングクラブ at 10:00 │コメントをする・見る(0)プールの豆知識