2017年10月15日

命を守る訓練


現在、南校・本校にて、着衣泳が行われています。
着衣泳とは、普段の水泳教室の代わりに、洋服を着た状態で入水をする練習のことです。

岡崎竜城スイミングクラブでは、ただ泳げるようになることを目標としていません。
数ある取り組みの中の一つとして、本日は着衣泳をご紹介したいと思います。

【着衣泳を行う意味】

着衣泳は海上保安庁も行っている事故予防の大事なトレーニングです。
岡崎竜城スイミングクラブでは2ヶ月に一回、必ず着衣泳を行っています。
これは子供達に、「洋服をきた状態で泳ぐことがいかに大変なのか」を直に知っていただくためです。

毎年夏になると、川遊びや海水浴中の水の事故を耳にし、心を痛めております。
事故に遭ってしまった方は、必ずしも泳げないというわけではありません。
水泳経験者でも、波の強さや川の流れに加え、洋服の重さのせいでうまく泳げなくなってしまうのです。

事故に遭ってしまった時、咄嗟のショックでパニックを起こしてしまう可能性が高いです。
パニック状態では、心拍数は上がり、呼吸も荒くなり、必死に足掻く動作もマイナスな影響を与えてしまいます。
無駄な動作を控え、すぐに浮き身を取る必要がありますが、なかなかうまくいきません。

少しでも冷静な心を保つためには、事前に「濡れた洋服はこんなに重いんだ」と分かっていることが非常に有効です。

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近年、溺れてしまう可能性は夏の遊泳時のみではありません。
異常気象が続き、水害も多くなっています。
自然の力を前に、人間は非常に無力です。

緊急時に、少しでも命が助かる可能性を上げたい。
そんな思いを胸に、着衣泳を推奨しています。

2ヶ月毎の着衣泳に加え、定期的に親子参加での着衣泳も行っています。
次回の開催予定はまだ未定ですが、決まり次第ブログ・各SNSにてお知らせさせていただきたいと思います。
会員様でなくてもご参加できますので、是非ともご検討ください。

今月(10月)の着衣泳は21日(土)まで行われています。
お時間がある方は、是非見学にいらしてください!  


Posted by 岡崎竜城スイミングクラブ at 08:45 │コメントをする・見る(0)イベント