怖い絵展、ならぬプール絵展。

岡崎竜城スイミングクラブ

2017年12月06日 08:45

おはようございます!
先日東京に行った際、話題の『怖い絵展』を鑑賞してきました!


⬆︎両親に買ったお土産。

美術館に行ってインスパイアされたので、今回は『プール』のアートをご紹介します!

1. David Hockney, A Bigger Splash (1967)

イギリス人芸術家のデヴィッド・ホックニー。プールの絵画と言ったら、彼の作品だけで特集をしても良いくらいです。
60年代、ロスに降り立った彼はあることにびっくりしました。

「え、みんな自宅にプールがあるの!?」

イギリスでは富裕層宅にしかないプールが、カリフォルニア州では一般家庭宅にもあることに驚いたそうです。それ以降、彼はプールの魅力に惹かれ、こうした絵画を次々に製作したのち、実際のプールそのものまでデザインしてしまいました。アンディー・ウォーホルとも親交があり、アメリカのポップアート時代を支えた一人でもあります。

2. Leandro Erlich, Swimming Pool (1999)

金沢の21世紀美術館で有名な、レアンドロ・エルリッヒの作品です。水の下に人間がいるように見えますが、これはプールに見せたインスタレーションにガラスを貼り、その上に水を敷いたものです。実に不思議な感覚をもたらす作品は人気な展示品の一つです。
エルリッヒは現在、六本木の森美術館にて展覧会が行われています!
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

3. Elmgreen & Dragset, Van Gogh’s Ear (2016)

2016年春、ニューヨークのど真ん中に突如現れたプール。エルムグリーン&ドラッグセットは北欧のアートデュオ。空間を使って、私たちの常識に挑戦を挑みます。『プールは常に平らであり、入りやすいもの』という常識を覆すべく、彼らはプールを縦に配置しました。なかなか無い発想に、目の肥えたニューヨーカー達も驚いたことでしょう。

4. Wolfgang Tillmans, Hallenbad Detail (1995)

ウルフギャング・ティルマンスはドイツ人の写真家で、2000年にイギリスアート界最高峰のターナー賞を受賞しました。見ているだけで塩素の香りがしそうな一枚。プールの日常の風景にどこか漂う哀愁。誰もが持つ夏の思い出の風景を形にした一枚。

5. Henri Matisse, The Swimming Pool (1952)

カンヌで日々を過ごしていたマティスは、ある朝秘書に「ダイバーを見に行きたい」と言い出します。二人は近くのプールに行きますが、強い日差しにマティスはギブアップ。帰宅した際、彼は閃きました。

「自分の家にプール
描いちゃえばいいじゃん!」

ということで、自宅の壁にその日プールで見たダイバーやスイマーを描き、ご満悦だったそうな。

⬆︎マティス宅に実際に描かれた絵。

マティスは後に、リオ・オリンピックに使われたエンブレムのインスピレーションにもなりましたが、本人はそれほどアクティブではなさそうですね笑

6. Dan Attoe, Swimming Pool at Night (2014)

不思議な雰囲気を持つ夜のプール。アメリカ人画家のダン・アトーは大学で心理学を専攻していたこともあり、彼のアートはどこか心の中に訴えてくるものが多いです。この絵の中心に立つ人物は、『everything I did was planned. (私のしたことはすべて計画されていた。)』と言っています。観覧者に訴えかける夜の暗さと意味深な言葉に、何か奇妙な空気を感じますね。

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いかがでしたか?
普段プールで泳ぐお子様の姿が少しアーティスティックに見えるかもしれません…!
今日も一緒に元気に、美しく泳ぎましょう!

引用:
https://news.artnet.com/art-world/top-7-best-artworks-inspired-swimming-pools-580022

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