怖い絵展、ならぬプール絵展。
おはようございます!
先日東京に行った際、話題の
『怖い絵展』を鑑賞してきました!
⬆︎両親に買ったお土産。
美術館に行ってインスパイアされたので、今回は
『プール』のアートをご紹介します!
1.
David Hockney,
A Bigger Splash (1967)
イギリス人芸術家のデヴィッド・ホックニー。プールの絵画と言ったら、彼の作品だけで特集をしても良いくらいです。
60年代、ロスに降り立った彼はあることにびっくりしました。
「え、みんな自宅にプールがあるの!?」
イギリスでは富裕層宅にしかないプールが、カリフォルニア州では一般家庭宅にもあることに驚いたそうです。それ以降、彼はプールの魅力に惹かれ、こうした絵画を次々に製作したのち、実際のプールそのものまでデザインしてしまいました。アンディー・ウォーホルとも親交があり、アメリカのポップアート時代を支えた一人でもあります。
2.
Leandro Erlich,
Swimming Pool (1999)
金沢の21世紀美術館で有名な、レアンドロ・エルリッヒの作品です。水の下に人間がいるように見えますが、これはプールに見せたインスタレーションにガラスを貼り、その上に水を敷いたものです。実に不思議な感覚をもたらす作品は人気な展示品の一つです。
エルリッヒは現在、六本木の
森美術館にて展覧会が行われています!
→
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
3.
Elmgreen & Dragset,
Van Gogh’s Ear (2016)
2016年春、ニューヨークのど真ん中に突如現れたプール。エルムグリーン&ドラッグセットは北欧のアートデュオ。空間を使って、私たちの常識に挑戦を挑みます。『プールは常に平らであり、入りやすいもの』という常識を覆すべく、彼らはプールを縦に配置しました。なかなか無い発想に、目の肥えたニューヨーカー達も驚いたことでしょう。
4.
Wolfgang Tillmans,
Hallenbad Detail (1995)
ウルフギャング・ティルマンスはドイツ人の写真家で、2000年にイギリスアート界最高峰の
ターナー賞を受賞しました。見ているだけで塩素の香りがしそうな一枚。プールの日常の風景にどこか漂う哀愁。誰もが持つ夏の思い出の風景を形にした一枚。
5.
Henri Matisse,
The Swimming Pool (1952)
カンヌで日々を過ごしていたマティスは、ある朝秘書に「ダイバーを見に行きたい」と言い出します。二人は近くのプールに行きますが、強い日差しにマティスはギブアップ。帰宅した際、彼は閃きました。
「自分の家にプール
描いちゃえばいいじゃん!」
ということで、自宅の壁にその日プールで見たダイバーやスイマーを描き、ご満悦だったそうな。
⬆︎マティス宅に実際に描かれた絵。
マティスは後に、リオ・オリンピックに使われたエンブレムのインスピレーションにもなりましたが、本人はそれほどアクティブではなさそうですね笑
6.
Dan Attoe,
Swimming Pool at Night (2014)
不思議な雰囲気を持つ夜のプール。アメリカ人画家のダン・アトーは大学で心理学を専攻していたこともあり、彼のアートはどこか心の中に訴えてくるものが多いです。この絵の中心に立つ人物は、『everything I did was planned. (私のしたことはすべて計画されていた。)』と言っています。観覧者に訴えかける夜の暗さと意味深な言葉に、何か奇妙な空気を感じますね。
➖➖➖
いかがでしたか?
普段プールで泳ぐお子様の姿が少しアーティスティックに見えるかもしれません…!
今日も一緒に元気に、美しく泳ぎましょう!
引用:
https://news.artnet.com/art-world/top-7-best-artworks-inspired-swimming-pools-580022
関連記事