若さの秘訣: テロメア
「人はなぜ老いるのか」
この問いと向き合い続けたソーク研究所のノーベル賞受賞者、エリザベス・ブラックバーン博士。
彼女は今年、最も注目されたと言っても過言ではない著書を発表しました。
『テロメア・エフェクト』です。
テロメアとは、細胞の中にある情報を司る組織です。細長いテープのような形をしており、それが細胞が生まれ変わる度に情報を次に繋ぐのです。
しかし、このテロメアは悪い影響が加わると短くなってしまいます。短くなると、情報量が少なくなるので、以前より劣った細胞が再製されてしまうのです。
これが老いと密な関係を持っていると、ブラックバーン博士の研究が示したのです。
テロメアを短くしてしまうのは主に
ストレスです。生まれた時には1万5000個持っているテロメアも、35歳までに半減すると言われています。
特に心配性の人は要注意です
ブラックバーン博士によると、
「悪いことを予測してしまうタイプ、つまり、悲観的な人は、ストレスに反応しやすく、健康に悪影響があります。10代の若者や健康な人でも、悲観的であるほど、テロメアが短いことがわかったのです。」
この発見は、日本でも注目を浴び、今年NHKのクローズアップ現代でも放送されました。(2017年5月17日放送)
テロメアが短くなると、どう言った影響があるのでしょうか。
また、テロメアの短縮化を防ぐためにはどうすれば良いのか。
ここでもまた、水泳がキーでした。
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