2017年11月10日

スポーツドリンクと運動誘発性低ナトリウム血症

おはようございます!
先日、水泳選手の炭水化物の摂取の仕方についてお話させていただきました。

水泳選手は、吸収が早い単純炭水化物(砂糖など)よりも、ゆっくりと分解する複合炭水化物(穀類など)を主に摂取することによって、長くエネルギーを保つことができます。

水泳選手の炭水化物事情、実は一つ大きな落とし穴があります。


スポーツドリンクですおっとー


選手の練習中によく見かけるスポーツドリンク。
実は、糖の割合が非常に高い!しかも単純炭水化物!!もうだめー

そんな中、ただ水を飲むだけでは大きな危険につながる可能性があります。
運動中、選手は発汗により体内の水分のみならず、塩分も体外に排出しています。
水だけを必要以上に摂取していると、血中のナトリウムが低下してしまい、運動誘発性低ナトリウム血症を引き起こします。
運動誘発性低ナトリウム血症には、頭痛、吐き気、筋肉のこむらがえりなどが伴います。

水泳選手が特に気をつけなければいけない点は、他のスポーツに比べ、汗をかいている意識が低いことです。
プールの中にいる分、汗が出ていることが感じにくい水泳選手。
でも実際には陸運動の3倍汗をかいているんです。

運動誘発性低ナトリウム血症を防ぐためにオススメしたいのは手作りのスポーツドリンクです!
自分で作ることによって、余計な糖分は避けつつも、しっかりと塩分と水分を摂取することができます!
レシピはこちら!

水    1000ml
塩    3g (小さじ1/2)
蜂蜜   70g (大さじ3)
クエン酸 3g(小さじ1/2)  ※またはレモン汁15ml (大さじ1)


簡単に、すぐできるので、是非普段の飲み物の代わりに飲んでみてください!
しっかり水分補給をして、体調管理に気をつけましょう。

引用:
ボブ・ムーレイ医師 インタビュー

  


Posted by 岡崎竜城スイミングクラブ at 08:45 │コメントをする・見る(0)プールの豆知識